今日の午前中は、霞ヶ関の厚生労働省にいた。 13 時を過ぎて開放となったので、メシでも喰うかと地下の職員食堂に行ったのだが、もはやカレーくらいしかなかった。 うぐぅ。
まあ安いわけだしソレでもいいかと思ったのだが、唐突にひらめいたので、厚労省を出て虎ノ門に向かったのであった。
そう、「スマトラ」だ。 スマトラのカレーを食べたくなったのだ。 勿論、共栄堂のでは無い。 虎ノ門のスマトラなので念のため。
こんなことを書くと、食べ物とそれ作ってくれた人に大変失礼だとは思うのですが、別に特にウマいわけじゃあない。 でも、たまーに、ごくたまーに食べたくなる味なんですよ。 スマトラのカレーはね。
昔は勤務地が西新橋だったので多少なりと食べたスマトラのカレーも、もうだいぶ食べてない。 多分、こういった機会でも無ければ喰わんだろうなあと思い、店の扉を開けたのだった。
スマトラのカレーは、「普通」と「大盛り」のみ。 実にシンプル。
あとはトッピングに「ラッキョウ ( 有料 ) 」とか「生卵 ( 有料 ) 」とかがあるだけだ。 カウンターには紅ショウガとかの漬け物が盛ってあって、それはタダだ。
食べると、それはなんか懐かしいような味。 ルーはじゃがいもがどろどろに溶けたザラザラした食感だし、香りも飛んでしまっていて、舌に感じる辛味はコショウがただピリピリするだけといった具合なのだ。 だが、なんかクセになるのだな。 なんだろうね、この暖かみはね。
食べ終わって店を出る。 そして周りを見ると、昔勤務してた時と同じに思えた街並みが、でも少し変わっていることに気付いた。
腹ごなしに散策すると、更地になってしまった場所、変わってしまった店のならび……。 虎ノ門のような場所でさえ、東京という都市が常に変化しているということを如実に感じる。
しかし、今日食べたスマトラのカレーは同じだった。 はたしてどれだけの時の流れが、その中にはあるのか。 スマトラの看板に描かれた無表情の男に、そんなノスタルジーを感じるのであった。
ちなみに、大手町に帰ってきて気付いたコトがある。
「ああっ、霞ヶ関第 5 合同庁舎 26 階の馬車道に行けばよかったーっっ!!!」
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