前回書いた「砲台山は何処に在る? その 1 」のエントリにもある通り、私はとても強い衝動を感じていた。 『行こう、砲台山に
』と。 そして、その衝動に突き動かされるかのように、私は伊勢に居たのだ。
「なんとなく、ここまで来た」に書いた、 2/4 の深夜のことだ。
さてさて、ここからは聖地巡礼というよりも、登山記と言った方が良いかもしれないなぁ。 まぁ、それもアリってコトで。
さすがに深夜に山に登るほどバカでは無いので、翌日 ( 2/5 ) 朝日がのぼってから「伊勢はんつき登山部」 ( 部員 1 名・絶賛募集中 ) は、その行動を開始した。
まずは『ニャロメの塔』だ。
場所については上記のリンク先に割と詳しく書かれているので、迷うことは無いだろう。 しかし、登山道としては、既に整備が放棄されているので、それだけは肝に銘じる必要がある。
古市街道を内宮方向へと歩き、小田橋を渡ってしばらく行くと「三重県真珠」がある。 ここを右折し、S 字カーブを登る。 そうすると、ニャロメの塔への入口がある。 上の写真がそうだ。
フェンスが在ると言うことは、それは「本当は立ち入って欲しくない」という意図なのだろうか。 フェンスの右側から中に立ち入る者は、それをしっかりと認識しておく必要があるのではないかと、私は思う。
フェンスのその先の状態は、上の写真の様な感じだ。 かつて石段だったものがそこにはある。 石は崩れ、落ち葉に埋まり、折れた竹等が行く手を遮っている。 状況から、手袋は必須だ。 また、雨が降った後には絶対に登るべきではない。
そして、ひたすら登っていくと『ニャロメの塔』はそこに在った。
おお!! ──感慨と共に、早速塔のすぐそばまで登る。 そして辺りを見回し……私は軽い失望を覚えた。 木々に遮られて、眺望は殆ど無いに等しいのだ。
「こんな場所に里香を連れてきてもしょうがないよなぁ…」 < をいをい、キミは何を考えているんだ?
うーん、これが本当に『砲台山』なのだろうか? そう思った私は一旦 S 字カーブまで下り、別の登山道を進むことにした。 地図を見ると判るのだが、この山には 2 つの道が延びているのだ。 もしかすると、『本当の頂上
』があるかもしれない。 ……そんな期待が有った。
S 字カーブからさらに住宅街へと進み、その一番奥にもう一つの登山道の取り付き口がある。 そこから伸びているはずの道は、すでに道では無かった。
ともかく強引に進み、そして辿り付いた場所は……、ニャロメの塔の裏側だった。 あう。 苦労したワリには、あっけない結果に。
とりあえず、この山の尾根筋には、塔しかない。 本当の頂上も無い。 それはわかった。 まぁ、収穫だということにしよう。 エラく疲労したが。
私は塔に腰掛けつつ、幾つかチェックすべきことを考える。
- この山は、現実世界での「虎尾山」なのか?
- そして、橋本さんが日記で触れた「虎尾山」もここなのか?
……考えても、結論は出ないんだよなぁ。 ペットボトルの水で水分を補給し、そして、とにかく行動を起こすことに決めた。
「とりあえず後回しだ。 うん。 そして、次の山に登ろう。 それしかないよ」
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